いかに体調を崩さないかが鍵

 親子で行くにせよ、子どもだけでいくにせよ、現地で体調を崩してしまっては、せっかくの機会が台無しになってしまう。しかし、環境や気候、それから大気や現地にいる細菌に慣れていないことなどから、どうしても体調を崩す参加者はいる。そんな時のために、多くの学校では学校内にドクターが来てくれる制度を設けている。特にQQイングリッシュでは、ドクターが校舎内に常駐しており、体調を崩してしまった時にも安心だ。

 そうはいっても、予防できるのが一番。これは取材時に自分が行っていることだが、排気ガスやエアコンの風に喉がやられがちな人は、マスクやのど飴を持参することをおすすめしたい。また、風邪を引き始めで食い止めるために常備薬を持参するといいだろう。

 もう一つ、暑いというのはそれだけで体力を消耗するのだということを知り、特に親子留学では付き添いの親御さんが無理をしないこと。各学校のスタッフから聞いた話では、子どもは1週目にテンションが上がりすぎてその先に風邪をひく傾向にあるので、ほどほどで休ませることなども大切なようだ。

インターナショナルスクールへ進学する前に
お試しとして「就学前の親子留学」も増えている

 また、幼い子どもを連れて「就学前の親子留学」をする家庭も増えてきているという。現地への長期滞在経験もあるセブ社会人留学(https://cble.jp/)創業者の若村雄介さんと話をしたところ、いくつかの理由があるという。

 一つは学校という障壁がないため、好きな時期に留学が設定できること。ベビーシッターや託児所などの整備も進み、両親ごとスムーズに生活できる可能性があること、また、小1から海外のインターナショナルスクールなどを検討している家庭が、進学前のお試し、もしくは、海外インターとの二者択一になる前に気軽に選べる選択肢であることが理由であるように思えた。このあたりも、引き続きリポートしていく。

 次回は、キッズ・ジュニアキャンプで子どもたちがどんな英語の授業を受けるのか、実際のレッスン内容を紹介する予定だ。