フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える

マツダ「ND型ロードスター」は、今年マイナーチェンジという名の下に大幅な改良を行ったばかりだ。技術仕様書にあった「アシンメトリックLSD」なるものの効果なのか、首都高のヘアピンカーブでの挙動はピタリと安定、ステアリングは感触良く、ブレーキはよく効き……と、試乗記(https://diamond.jp/articles/-/345396)にも書いたとおり、新生ロードスターの乗り心地に筆者は感心しきりだった。ところが開発者に聞いたところ「ブレーキは変えていない」というのだ。えっ、ちょっとそれ、どういうこと……?(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)

土曜日は富士山でスパルタンレース
日曜日は浅草へ

 みなさまごきげんよう。

 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

 土曜日、富士山の裾野にあるスキー場「スノーパーク イエティ」で開催されたスパルタンレースに出場してまいりました。

いつもMCで大会を盛り上げてくれるMatthew Masaru BarronくんいつもMCで大会を盛り上げてくれるMatthew Masaru Barronくん。延々としゃべり続けるのだから、ある意味選手よりも大変です。お疲れさまです Photo by Ferdinand Yamaguchi

 高度が1500メートルもあるこちらの会場。今回は5kmの短いレースですが、その分ペースも速い。Apple Watchで心拍数を見ると、なんと最大で180を超えている。空気が薄いとツラいです。

今回も死にました……今回も死にました…… Photo by F.Y.

 それでも何とかエイジ(の部)で2位に潜り込むことができました。応援してくださったみなさま、ありがとうございました。

 日曜日は浅草公会堂へ、バイク仲間の大鶴義丹くんが出演する舞台を見に行きました。

 間に2回も休憩タイムが入る3部構成。大鶴くんは2部の「月夜の一文銭」と3部のレビューに出演されました。日舞の経験がない彼は、繰り返しビデオを見て自宅で秘密練習を積んでおられました。練習の甲斐があり、見事なレビューを見せてくれました。

舞台後の大鶴義丹選手舞台後の大鶴義丹選手。お疲れ様でした Photo by F.Y.

 今回の舞台で素晴らしかったのは、演歌歌手の大空亜由美(https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/ozora/profile?ima=0000&link=ROBO004&ct=ryuko)さん。

 もともと役者さんではなく、歌が専門とのことですが、どうしてどうして。彼女の演技が本当に素晴らしかった。伝法な語り口の江戸弁が実に心地良い。もし浅田次郎先生作品の朗読をしたら、彼女の右に出る者はないでしょう。それほど江戸弁が板に付いていて腹から響く声も良い。いっぺんでファンになりました。

超実力派演歌歌手の大空亜由美さん超実力派演歌歌手の大空亜由美さん。いや本当に素晴らしかった Photo by F.Y.

 ということで本編へとまいりましょう。

 マツダ ロードスター開発者インタビュー、第2弾です。