「MARCH全滅→早慶合格」の
体験談から得られる教訓

 このことから分かるのは、ちゃんと自分の能力を把握し、強みを生かせる大学・学部を選ぶことの大切さです。また、早慶志望だからといって「自分はMARCHに受かる」などと慢心せず、一つひとつの大学・学部の対策に向き合うことの重要性です。

 受験の結果が出る前に、早慶レベルの偏差値があるからといって自惚れてはいけません。一方で、早慶レベルに届かない科目があるからといって、諦めるのはまだ早いと言えます。自分の強みを伸ばすことでチャンスのある大学・学部は早慶にも存在するので、逆転合格の望みを捨てないでください。

 もし早慶志望者がMARCHに落ちてしまっても、私や知人たちのように、そこから早慶に合格する人もいます。あまり悲観的にならず、「自分は得意・不得意がはっきりしているので、早慶の方がチャンスはある」などと前向きに捉えるのが合格への近道です。