東大に入った今
まだまだ賢くなれる!

 東大では授業だけでなく、先生や友人たちの行動、発言からも多くのことを学んでいます。自分と同じくらい知識を持ち、論理的に考えることができ、さらにそれぞれが得意な分野を有している仲間たちと議論していると、全身の細胞が沸き立つのを感じます。

 1年半ほど通って、自分が賢くなったと思うし、まだまだ賢くなれると感じます。

 もっと世界の物事を理解できるし、寛容になれるし、差別に敏感になれるし、マジョリティであるがゆえ鈍感であることを意識できるし、多様性の本質を理解できる。英語もフランス語も流暢に話せるようになるし、開発ができるくらいにプログラミングもできるようになる――。

 そうやって教養を高めた上で、自分自身が興味を持っている行動経済学や税法を学ぶことが日々の課題です。

 そして、学んだことを仕事に生かせればより良い。学んだことを無駄なく活用する。無駄のない魚といわれる、「鮟鱇(あんこう)のようでありたい」と、いつも考えています。