不足すると薄毛や白髪の原因に
「ビオチン」は身近な食材に含まれる

 次に、髪の健康を促すビタミンは数種類がありますが、それぞれの働きを見ていきましょう。

「ビタミンB6」は、タンパク質の代謝に欠かせません。魚や肉に多く含まれていますが、レバーや鶏ささみ肉、マグロ、カツオ、サンマ、鮭はタンパク質も一緒に含むため、おすすめの食品です。

 女性の場合、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの量が増えると、ビタミンB6を多く消費します。生理中には不足しがちになるため、意識して取るようにしましょう。

「ビタミンB2」は、細胞の再生を助けてくれるビタミンです。レバー、うなぎ、ブリ、卵、納豆、牛乳に多く含まれています。レバー、卵、納豆には、髪の栄養になる「ビオチン」も多く含まれています。ビオチンは不足すると、髪に艶がなくなったり、薄毛や白髪の原因にもなります。

「ビタミンC」は、紫外線やストレスに対抗するビタミンです。ストレスは血行不良を起こすため、抜け毛、白髪などの髪の老化につながります。ストレスを感じやすい方は、ビタミンCを多く含むブロッコリーやゴーヤ、キウイフルーツ、オレンジなどを意識して取るようにしましょう。

 また、タバコを吸う方は血管をが収縮しやすく、ビタミンCを消費しやすいので、禁煙もしくは本数を減らしていきましょう。