セブンとクシュタールを徹底比較!
世界各国の店舗数を見比べると…

 まず、セブン陣営とクシュタール陣営の世界各国の店舗数を比較してみよう。下の表は各社の年次報告書から作成したものだ。北米では、セブンが1万5346店に対し、クシュタールは1万0180店と大きく水をあけられている。21年にセブンとクシュタールが買収合戦を繰り広げたとされるスピードウェイのM&Aで、セブンが獲得したのが約3800店であり、これがそのまま両社の差になっている。

 そして、セブンの店舗数は全世界では圧倒的に多い。この地位を支えているのが日本をはじめとするアジアでの展開で、クシュタールを全く寄せ付けない。一方、欧州ではそれが逆転する。代表的市場であるドイツ、そしてクシュタールが次世代型コンビニを展開する(詳細は後述)スウェーデン、デンマーク、ノルウェーでは、クシュタールが優位に立つ。