MARCHは多種多様な業種
関関同立は関西企業に注目
MARCH生が注目する企業は、1位NTTデータ、2位レバレジーズ、3位アクセンチュアだった。
富士通や日本電気(NEC)、日本アイ・ビー・エム(IBM)などのベンダー、伊藤忠テクノソリューションズやSCSKといったシステムインテグレーター、リクルートやエン・ジャパンなどの人材・情報サービスなど業種は多岐にわたる。東大や京大、早慶とは異なり、コンサルティング企業は少ない。
関関同立生のランキングは、1位レバレジーズ、2位パナソニック、3位キーエンスだった。
各大学が関西にあるため、サントリーホールディングス、京セラ、村田製作所、関西電力といった関西の企業の人気が高いのが特徴的だ。三菱電機や日立製作所などの電機メーカーも注目している。
それでは、MARCH生と関関同立生が注目する企業には、どのような働きがいや成長環境があるのか、実際に新卒入社した社員のクチコミ(原文ママ)を見てみよう。
「フレックス勤務制度が充実しており、有給も取りやすい雰囲気だから。産休育休も、当たり前のように取っている印象。男性の育休取得も珍しくない」(人事部、女性、パナソニック)
「20代前半の若手社員を中心に活躍しており、所属部署で一定の営業成果を上げて会社からの評価を得られれば社会人2年目など早期からチームマネジメントの経験を積むことができる。また、所属部署によっては事業拡大フェーズのため、自身の営業だけでなく事業改善のための施策を提案したり、エリアの売上改善のための営業戦略などを立てて実行に関わることができる」(営業、男性、レバレジーズ)
「若いうちから積極的に経験をさせてもらえる環境。プロジェクトにもよるが、将来的にどのようなキャリアを歩みたいかを勘案したタスク割り振りをしてもらえるため、早いうちからリーダー業務の経験を積むことができた」(SE、女性、SCSK)
「当たり前のことを当たり前にこなす風土が浸透している。それは仕事に関しては責任をもって最後までやり抜くことであったり、少なくとも業務時間中は業務以外のことをしないことであったり、分からないことを分からないまま行ったりしないことだったりというような、本当の意味での『当たり前のこと』である。それを徹底することによって仕事の密度を高めていて、結果的に企業全体として高い付加価値を顧客に提供することができている」(開発、男性、キーエンス)