家族世帯で節約を志すなら、自分以外の家族にも協力を仰ぎたいところ。だが、その気のない人に「教育資金を貯めよう」「老後資金のために節約しよう」と言ったところで、暖簾に腕押しかもしれない。10年間で節約だけで貯蓄3000万円を達成したぴーち氏は、散財家だった夫をいかにして節約家へと変えたのか?※本稿は、4人家族の主婦ぴーち『ストレスフリーで楽しく実現! 1年で300万円貯まる超節約術』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。
お金の使い道を話し合い
家族で楽しく節約
節約生活には、家族の協力がある程度必要。だからといって、家族に節約を無理強いするのは、私の経験からいうとNG。押しつけても反発されるだけで、節約はうまくいきません。そして、節約生活でもっとも難易度が高いのは、「節約に協力的ではないパートナーに協力してもらうこと」です。他人を変えるのは簡単なことではありません。
私のYouTubeのコメント欄を見ると、パートナーが協力してくれないことに悩んでいる人が多いようです。私もその1人だったので、気持ちが痛いほどわかります。私の夫はお金をあるだけ使ってしまうタイプでした。貯金をこっそり使い込んでパチンコで散財したりと、ちょっとした離婚の危機に陥ったことも。「節約して」と口うるさく言ったり、月のお小遣いを減らしたりと試行錯誤しましたが、なかなか協力してくれませんでした。
もし、パートナーが節約に協力してくれないのであれば、何か理由があります。たとえば、貯金の必要性を感じていなかったり、貯金より熱中している何かがあったり。そこを覆すことが、第1ステップです。自分で納得しなければ、誰に何を言われても変わることはできません。