不動の4業種
注目8銘柄

 8月の買い増しを経て、ポートフォリオの見直しを行ったという。

「今回買い増しの対象にした主な銘柄はメガバンクです。三井住友フィナンシャルクループ(8316)はストップ安の8162円まで下落する場面がありました(6日終値は8262円)。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の株価も前週末比20%安だったのでちょっと考えられない展開でした」

「2行とも業績はけっして悪くないので買い増しの対象にしました。配当株投資を始めたら株価の値動きに一喜一憂しないで、値下がりしたときに買い増すくらいの余裕を持つようにしましょう」(配当太郎さん)

 配当さんが指摘する通り、三井住友フィナンシャルクループは令和のブラックマンデーの3日前、2日に発表した24年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%増の3713億円で、11年ぶりに最高益を更新した。三菱UFJフィナンシャル・グループも24年3月期連結決算は、純利益が前期比33.5%増の1兆4907億円と3メガバンク体制発足後の最高益を更新した。

 配当太郎さんが資産を築く「配当金ダルマ」の基盤作りとなる主力銘柄は、銀行業、商社、通信キャリア、保険の4業種はどんな状況下にあってもブレないという。

「今後の円相場などの状況を推測して、円高に強い業種を今から仕込んだほうがいいといった議論もありますが、私は円高局面になっても主力銘柄の業種は変える必要はないと思っています。主力銘柄の1つである通信キャリアの銘柄は令和のブラックマンデーでも大きな値崩れをしませんでした。こういうときだからこそ、中心的役割を果たす銘柄だと思っています」

 そこで、配当太郎さんが勧める配当金ダルマを作る4業種のお勧め銘柄は次の通り。