内部生は少しだけ雰囲気が違う
成蹊学園には小~高もあり、下からエスカレーターで上がって来た人たちは「内推(ないすい)」と呼ばれる。人数は、全体の1割弱と多くない。高校は、全体的に偏差値が高く、成績上位者は早稲田や慶應に行ってしまう。
附属出身者と一般の学生の間には、明らかな経済格差が存在する。「SNSを見ると、いつも海外に行っている」「庭で運転の練習をしている」「クジャクを飼っているらしい」とは、一般の学生が教えてくれた内推の金持ちエピソード。
就職は三菱財閥と創立のころから深い縁で結ばれているおかげで、三菱UFJ銀行など三菱系には昔から強い。
女子は金融系一般職の就職が多い。キャリア支援センターも充実していて、大企業が大学でセミナーを頻繁に開催、学部別に個人就職相談の担当者を設置。1年次からビジネストレーニングセミナーや公務員試験対策基礎講座などを設けており、手厚いキャリア支援が受けられるのが特徴だ。