純正カーナビの
メリットとデメリットは?

 まず、純正カーナビの最大のメリットは、「デザインのマッチング」です。純正カーナビは、自動車メーカーのインテリアデザイン部門も関わってデザインされているので、インパネに違和感なく取り付けられます。また、ステアリングに取り付けられたスイッチや音声入力でも操作ができるなど、操作性の高さも大きな魅力。そして、スイッチ類のサイズもある程度大きいのが特徴です。人気車種については、デザインをマッチさせた「フィッティングキット」を、カーナビメーカーが作っていることもあります。

 また、ナビ機能だけでなく、走行モードをセッティングし、クルマの状態を表示する機能も備えていることが大半です。特に、電気自動車(EV)ではその威力を発揮します。バッテリーの充放電状態を表示し、充電スポットの満空情報も分かります。

 一方で、純正カーナビのデメリットとは、ずばり価格が高いこと。例えば、トヨタ自動車の「アルファード」は、最上級グレードにはナビが標準装備されていますが、それ以外だと純正ナビはオプションで60万~70万円もします。

 記事の後編では、Googleマップのメリットとデメリットも考えながら、カーナビと比較し、便利で安全な道案内ツールを徹底検証します。

>>後編『カーナビvs.Googleマップ、結局どっちが便利なのか?両者のメリット・デメリットを専門家が徹底検証!』を読む

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