「小学生で好きなことに没頭→超一流になる!」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どもの探究心を伸ばすコツ】をお届けする。ダイヤモンド・オンラインで2024年6月24日に配信された記事を再配信する。
小学生で好きなことをとことん探究→超一流に!
「好きなことは時間を忘れて夢中になる」こんな子どもは研究者気質が強いかもしれません。
親が子どもの興味や関心を見つけて、それを伸ばす環境やヒントを与えると、子どもの技能は飛躍的に伸びていきます。
理想は、小学校時代に「好き」や「やりたい」を徹底的にやらせて「探究心」を大きく育ててあげることです。
小学校時代に得意分野でずば抜けることができると、将来の夢が明確になり、中学・高校・大学とブレることなく自分の目標に向かって邁進していけるからです。
たとえば、タレントでイラストレーターの“さかなクン”は、魚類についての博学知識を、誰からも強制されることなく、自学自習で習得しています。
この旺盛な知識欲は、「魚についてもっと知りたい」という「探究心」によって支えられています。小学校時代、勉強や運動が苦手で「魚の絵を描くこと」に熱中していたさかなクンを、両親はいつも応援していたそうです。
魚に対する情熱をサポートするために魚屋さんや水族館に連れていっては、さかなクンが描いた絵を「飛び出してきそう」「この角度でよく描けるね」とほめる。
「絵」と「魚」という「関心の芽」を「親が」見つけて、応援することで、さかなクンの才能が開花したのです。
このように、研究者気質の子どもの「探究心」を引き出すには「好きなことをとことん追求する」プロセスが必要です。多くの場合、学齢期を通して継続的に追求すると才能が開花します。
これを実現するには、子どもにとって一番身近な存在である親が子どもの情熱を認めて、「サポートすること」が不可欠なのです。
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子育て成功のカギは「強み育て」にある
子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?
たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。
つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。