配送サービスの利用者1000人を対象にした初の意識調査によると、20代男性の3人に1人が「毎回」「ほぼ毎回」再配達を利用していることが明らかになった。一方、再配達が有料となった場合の利用負担額の許容範囲について、回答の8割を占めた金額はいくらだったか?(カーゴニュース編集部)
20代男性の3人に1人が
「毎回」「ほぼ毎回」再配達を利用
軽貨物ロジスティクス協会(瀬戸口敦理事長)は、10月24日の「軽貨物の日」制定1周年を記念し、軽貨物配送サービスの利用者1000人を対象に初めて実施した意識調査の結果をまとめた。
同調査は10月7、8日にWeb調査で行い、サービス利用の現状や満足度、今後の課題などについて分析。業界が健全な発展を遂げていくため、軽貨物配送サービスの現状に対する認知度の向上とサステナブルなサービス提供に向け、一般への理解を促進することを目的として行った。
直近半年での再配達や再々配達の利用経験について聞いたところ、再配達では全体で「毎回」「ほぼ毎回」が合わせて10.5%。年代別に見てみると、男性20代が「毎回」「ほぼ毎回」と回答した人が33.3%と、他の年代と比べ圧倒的に高い数字となった。一方、男女ともに50代、60代は低い傾向だった。
再々配達については、全体で「ない」と回答した人は8割以上であった一方、20代男性では「ない」が6割と低く、「毎回」「ほぼ毎回」が合わせて23.5%となるなど、こちらも20代男性で高い傾向は変わらない結果となった。
いつも利用している宅配サービスは、「時間指定サービス」(24.5%)が最も高く、次いで、「置き配」(10.6%)、「配送状況追跡アプリ」(10.5%)、「再配達」(5.2%)と続いた。