【最新版】3年後の予測年収1355社ランキング!全30業種で「勝ち組」はどこだ?#13Photo:PIXTA

近年、企業による社員待遇の向上が続いている。人手不足や物価の上昇など背景は複数考えられるが、なにより、企業が成長するためには年収アップで人を引き付ける必要がある。ダイヤモンド編集部では、統計専門調査会社の協力の下、最新のデータを反映した3年後の年収を大胆予想。特集『【最新版】3年後の予測年収1355社ランキング!全30業種で「勝ち組」はどこだ?』の#13では、ガラス・ゴム・土石業界の予測年収を独自に推計し、全33社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

900万円超え企業が1社登場!
33社のうち半数近くが減収に

 昨今、賃上げが相次ぎ、コンサルティングや半導体、商社といった業界では平均年収が2000万円に迫る企業も少なくない。また、製造業でも食品やゲーム業界では、1000万円超えの企業も存在する。

 その状況に比べれば、ガラス・ゴム・土石業界の待遇は「そこそこ良い」、あるいは「中の上」といったレベルだ。

 2023年4月~24年3月期の平均年収ではAGCなど6社が800万円台と比較的高水準だが、多くの企業が600万~700万円台にとどまっている。

 では、3年後の年収はどうなるのだろうか。ダイヤモンド編集部では、統計専門調査会社の協力の下、24年3月期までの実績値から3年後となる26年4月~27年3月期の年収を大胆予想した。

 試算対象としたのは、ガラス・ゴム・土石業界の33社だ。年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。

 その結果、1社だけが、3年後の平均年収で900万円を上回ることに。そして、33社のうち14社が減少の憂き目に遭うこととなった。

 AGC、日本特殊陶業、日本板硝子、TOTO、太平洋セメント、ブリヂストン、横浜ゴム、TOYO TIRE、住友ゴム工業の3年後の年収はどれくらい増えるのか?あるいは減るのか。一挙に見ていこう。