【最新版】3年後の予測年収1355社ランキング!全30業種で「勝ち組」はどこだ?#22Photo:PIXTA

近年、企業による社員待遇の向上が続いている。人手不足や物価の上昇など背景は複数考えられるが、なにより、企業が成長するためには年収アップで人を引き付ける必要がある。ダイヤモンド編集部では、統計専門調査会社の協力の下、最新のデータを反映した3年後の年収を大胆予想。特集『【最新版】3年後の予測年収1355社ランキング!全30業種で「勝ち組」はどこだ?』の#22では、住設・金属業界の予測年収を独自に推計し、全20社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本輝)

1位は3年後に年収50万円アップ!
年収1000万超え企業は登場するのか?

 住設・金属業界の給料は「そこそこ」というレベルだ。2023年4月~24年3月期の実績で平均年収が700万円を超えるのは5社だけ。この業界では比較的知名度のあるLIXILですら、686.3万円という水準だ。

 では、3年後の給料はどうなるのだろうか?ダイヤモンド編集部では、統計専門調査会社の協力の下、24年3月期までの実績値から3年後となる26年4月期~27年3月期の年収を大胆予想した。

 試算対象としたのは、住設・金属業界の20社だ。年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は24年10月時点のデータに基づく。

 その結果、3年後の年収は半数以上の13社が増加する結果となった。中には、2桁の増加となる企業も。そして、24年3月期の実績の年収の最高額は850.7万円だが、3年後には1000万円を超える企業が出てくるのだろうか。

 三和ホールディングス、川田テクノロジーズ、横河ブリッジホールディングス、ニッパツ、リンナイ、LIXIL、パイオラックス、ノーリツ、東プレ、マルゼン、ジーテクト、トーカロ、テクノフレックス、東京製綱といった企業は勝ち組なのか、負け組なのか?あるいは、3年後の年収はどれくらい増えるのか?あるいは減るのだろうか。一挙に見ていこう。