ありますね。獨協もそうですよね。非常に雰囲気が良くて。有楽町線の護国寺駅と江戸川橋駅の中間にあるから地の利もいいですし、系列校に獨協医科大学、獨協大学があります。昔から医学部への進学には定評があります。
――4回入試もやっていますよね。先生方も授業研究熱心で、しかも広報の先生は校外にも積極的に自校のPRをしに行かれている印象がありますが、それが嫌々というよりも喜々として出向いてらっしゃる。
先ほどお伝えしましたが、入試広報の先生の役割は非常に大きいです。
――勉強もコツコツ型が最後は勝つということかもしれませんが、広報の先生も実はコツコツ型、多いですよね。広報の先生というよりも学校のカラーでしょうか。例えば、城北などはいかがですか? すごく地味で地道だけど、そこがいいです。
城北は教育内容も良いですし、ICT教育も盛んです。学ランの制服など、制服や校舎はまだまだ昭和の風情がありますが、教育内容自体は進化しています。ICT教育にも積極的で、生徒と先生の距離も近い。入学したら絶対満足度は高いと思いますね。
――学校見学って本当に一校一校違うので、楽しいですよね。私はお母様方に、結婚相手を選びに行くようなものだから、楽しめ!と言ったりするのですが、「理想の人はいずこ?」という目線で見ると、ツラい受験生活も少しは楽になるかもしれませんね。
さらに次回は、中学受験の先にある本当の学びについて教えてください。
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。