インスタグラムやTikTok(ティックトック)などのソーシャルメディアは大抵、買った物を見せびらかす人々であふれ返っている。ところが今年に入り、見せるポイントが「買わないこと」に変化しつつある。「No Buy 2025(買わない 2025年)」は、新しく買う物をできるだけ少なくすることを奨励するトレンドだ。買わない具体的な物のリストを作る人もいれば、必需品以外は一切買わないと言う人もいる。ソーシャルメディア上で起きているこうした動きが、広く関心を集めているのには極めて現実的な理由がある。この2年間、物価は上がり続け、家計債務の水準も上昇している。昨年より短く、あわただしく感じられた昨年のホリデーシーズンには、多くの低所得者が大幅に支出を削った。
「買わない」生活にチャレンジする米国人
過剰消費にうんざりし、借金を返したい
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