人手不足解消にも好影響?

この餃子の王将、何かがおかしい…「日本一オシャレな王将」店に入って仰天した!Photo by Kenichi Ogura

 ラーメン店は特に求人が集まりにくい業種の一つであり、人手不足の影響を受けている。大学生がラーメン店に食事に訪れた際、店員から「食事代を無料にするからアルバイトをしてみないか」と誘われるケースもあるほど、飲食業の求人は厳しい状況にある。店舗の環境や労働条件が過酷であるというイメージが強く、求職者が応募をためらう要因になっている。

 業態の工夫によって求人環境が改善する例も存在する。ラーメン専門店として運営するのではなく、カフェ要素を取り入れた「ラーメン&カフェ」としてリニューアルした店舗では、応募者が10倍に増えた事例も報告されている(月刊食堂2023年7月号)。

 店舗の雰囲気やブランドイメージが求人に与える影響は大きく、カジュアルで洗練された空間を提供することで、働くことに対する心理的ハードルが下がる。その結果、応募者の増加につながる可能性が高い。

「GYOZA OHSHO」も、雰囲気の刷新によって同様の効果を得ることができる。

 洗練されたデザインとジャズのBGMが醸し出す落ち着いた空間は、従来の飲食業の厳しいイメージを覆す要素となる。特に若年層の求職者にとっては、働きやすい環境が整っていることが応募の決め手になりやすい。

 飲食業界では、時給の高さだけでなく、職場の雰囲気や環境が重視される傾向が強まっている。スタイリッシュな店舗で働くことがステータスとなれば、求人の厳しい現状を打破する手段の一つとなるだろう。