まだまだ寒い日が続く2月。韓国特集などを見て、「韓国旅行に行きたい」「韓国でおいしいご飯が食べたいなぁ」と、韓国に興味を持っている人もいるかもしれない。そんな人におすすめなのが、『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。韓国語の勉強法はもちろんのこと、韓国旅行に行ったら使えるフレーズや、韓国のおすすめグルメや観光スポット満載の1冊。「こんな本がほしかった」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている一冊。今回は著者のハングルノート加藤氏に「韓国で人気のお祭り」について話を聞いた。

大人気! 韓国冬のお祭り「華川ヤマメ祭り」

韓国のお祭りって何があるか知っていますか?
日本人には意外と知られていない韓国のお祭り。今回は世界でも大注目のお祭りをご紹介します。

韓国の冬を代表するお祭りといえば、「華川(ファチョン)ヤマメ祭り」です。

「ヤマメ」は、サケ目サケ科に属する川魚。タンパク質やビタミンも豊富で低カロリーなのに栄養バランスに優れており、身が柔らかくてとてもおいしい魚です。

186万人が熱狂! “冬の七不思議”にも選ばれた韓国の冬祭りとは?華川の冬が生んだプリプリのヤマメ(Photo by ハングルノート加藤)

このヤマメを韓国客でも気軽に釣って食べられるのが、「華川ヤマメ祭り」の醍醐味なんです。

韓国・北部の江原道華川郡(カンウォンドファチョングン)で毎年1月に開催されています。

今年は2025年1月11日~2月2日までで開催。今年は過去最大186万人もの観光客が訪れました。

お祭り最終日の2月2日も10万人あまりの観光客が訪れ、氷上でのヤマメ釣りやソリ、氷上サッカーなど、厚さ30cmあまりの分厚い氷の上でお祭りを楽しんでいました。

186万人が熱狂! “冬の七不思議”にも選ばれた韓国の冬祭りとは?観光客で埋め尽くされた華川ヤマメ祭り(Photo by ハングルノート加藤)

日本人にはあまり知られていないけど、じつは世界が大注目のお祭り!

「華川ヤマメ祭り」はまだまだ日本人には知られていないお祭りですが、2011年にはCNNに「冬の七不思議」に選ばれたり、2024年にはニューヨークタイムズに「この冬必見のアジアのフェスティバル5選」に日本の「さっぽろ雪まつり」と「若草山焼き行事」とともに選ばれたりするなど、世界も注目するお祭りのひとつなんです。

お祭りの会場となる江原道華川郡は、仁川国際空港から車で約3時間。韓国の首都・ソウル市内からツアーバスで行くと、約2時間の韓国北部にあります。

186万人が熱狂! “冬の七不思議”にも選ばれた韓国の冬祭りとは?華川ヤマメ祭りで出会った巨大な雪像(Photo by ハングルノート加藤)

初心者でも楽しめる氷上ヤマメ釣り

数千人もの人が一堂に会して氷の上で釣りを楽しむ姿は圧巻。
初心者でも楽しめるよう釣り道具を現場で一式レンタルでき、事前に厚い氷に穴も開けてくれているので後は釣り糸を垂らして釣るだけです。

186万人が熱狂! “冬の七不思議”にも選ばれた韓国の冬祭りとは?透き通る氷の下から釣り上げたピチピチのヤマメ!(Photo by ハングルノート加藤)

釣った魚は3匹まで持ち帰り可能ですが、ツアー参加者や外国人旅行者は持ち帰ることはできません。

そのかわり、釣ったヤマメをその場で焼いて食べることができます。塩焼きにして食べると、とてもおいしいです。

186万人が熱狂! “冬の七不思議”にも選ばれた韓国の冬祭りとは?ホクホクのヤマメの塩焼き! 釣りたてのおいしさをその場で堪能(Photo by ハングルノート加藤)

「華川ヤマメ祭り」は毎年1月開催、来年2026年1月も開催予定なので、ぜひ興味のある方は行ってみてください。

韓国語がわからない方でも日本のツアーで参加すれば、韓国語ができなくても大丈夫です。ちょっとした韓国語を覚えると、現地の人との会話も楽しめますよ。

韓国には世界中から注目のお祭りがたくさんあります。ぜひお好みのお祭りのシーズンに合わせて、韓国を訪れてみてはいかがでしょうか?

『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』は、日常会話や旅行ですぐ使えるフレーズなど、知識ゼロから楽しく韓国語を身につける方法をたくさん紹介。韓国のおすすめ観光スポットやグルメも満載のお得な1冊です。