今田耕司&東野幸治、
浅草キッド、神田正輝まで…!

「一つの番組に複数の制作会社が関わることはあるんだけど、あの番組に関しては、曜日ごとに制作会社が別々だったんです。曜日によってカラーが出て良いだろうって思ったのかもしれませんが、やはり統一感という意味では希薄だったのかな。『いいとも』なら、スーパーバイザーという役割のスタッフが全曜日を統括していたけど、こっちはバラバラですから。だから僕自身、担当以外の曜日がどんなことやっていたのか、あんまり記憶にないんですよ(苦笑)」

 とはいえ、豪華な出演者を起用したことからも、テレビ朝日が社運をかけて挑んだ番組であったことは確かだろう。さらに、制作スタッフも一流がそろっていたという。

「放送作家も売れっ子ばっかりが入ってね。ギャラも帯番組にしては申し分なくて。確か、金曜日は若手の注目株だった今田耕司、東野幸治、浅草キッドの2人。演出がテリー伊藤さんですよ。他の曜日に比べ、企画性がハッキリしていました。そういえば、神田正輝さんがプールで一生懸命、泳いでいた姿を鮮明に覚えていますね。一体あれは、なんの企画だったんだろうね(笑)」

 それほどの意気込みでスタートを切った番組だったが、苦戦を強いられたという。

東野幸治と今田耕司Photo:SANKEI
浅草キッド(水道橋博士、玉袋筋太郎)とテリー伊藤Photo:SANKEI
神田正輝Photo:SANKEI