文系はIT系が人気
理系は“ものづくり”に注目
今回、文系学生と理系学生のランキングを集計したところ、総合ランキングと同様に、NTTデータとアクセンチュアがいずれもトップ2にランクインした。
文系学生においては、過去に初任給の大幅な引き上げが話題となったサイバーエージェントをはじめとするIT系企業が上位にランクイン。一方、理系学生のランキングでは、3位に入った日立製作所のような“ものづくり”を主軸とするメーカーがランクインしている。
こうした注目企業に実際に入社した先輩たちが「入社を決めた理由」として挙げたのは、社風や就職活動中に出会った社員の人柄に惹かれたこと、業務内容や企業のビジョンが自身の志向と合致していたことなどである。実際の体験談を見てみよう(原文ママ)。
「(1)やりたい仕事内容、(2)配属選びの選択が可能な点、(3)勤務地が東京の3点が自分と本音の就活軸とマッチしていたため」(24卒文系、サイバーエージェント入社)
「ワークライフバランスが最もとりやすいと感じた。また、配属先も決まっていたため、安心感があったため。勤務地もよかったため」(25卒理系、日立製作所入社)
理系の5位にランクインしている富士通は、新卒一括採用の廃止を発表した。これに伴い、「地域限定職」や入社前の配属確定、さらには職種別採用など、学生のニーズに応える採用制度を導入する企業は今後さらに増加すると予想される。