【年齢なんて関係ない】スタートアップで“抜擢される人”に共通する3つの特性
起業家・エンジェル投資家として活躍し、YouTube出演も多い『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)の著者・成田修造氏は、パチンコ、麻雀、女、酒、タバコを欠かさず、ほぼニート状態の父親、それに母親が共依存するという複雑な家庭環境に育った。14歳のとき、父親が自己破産して失踪貧しい生活を支えた母親は病に倒れ、半身不随に。苦境のなか、独学で大学に合格、奨学金を得た。そして、兄・成田悠輔がくれた本をきっかけに「起業」を志し体当たりで起業家の道を歩むようになる。本書は人生の指南書であるとともに、何歳からでも組織に頼らず、副業・独立・起業でビジネスを展開するときには必須の心得を説く。これからは会社員であっても、自分で事業をつくれると強い。その思考法ノウハウを全公開する。
※本稿は、『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【こんな人が欲しかった!】一瞬で評価される人の「3つの共通点」に納得Photo: Adobe Stock

スタートアップで活躍できる人の3つの共通点

 今まで僕が見てきて、スタートアップで活躍できる人には、3つの共通点があります。

 それは、「目的意識が明確」「好奇心が強い」「変化を楽しんでいる」ということです。

「自分はこう生きたい」が原動力になる

 自分はこういう生き方をしたい、こんな人と働きたい、世の中に貢献したい。こういう目的意識が強い人材ほど、スタートアップの環境が向いています。

 逆に、「自分がない人」「指示待ち族」のような受け身体質な人は、スタートアップでは活躍しにくいです。

指示待ち族は、どこでも評価されない

 もっとも、これはスタートアップに限らないことで、今の時代、言われたことをきちんとやるだけの指示待ち族では、まったく評価されませんから、目的意識はどこで仕事をするとしても求められます。

スタートアップでは「好奇心」が武器になる

 しかし、スタートアップで働く場合、特に「新しいことにチャレンジしたい」「新しいことを吸収したい」という好奇心が重要になります。

 自分より年齢が若い人と仕事をする場面は少なくありませんが、そこで今までの常識と異なることに直面しても、スポンジのように吸収しながら対応・行動できる人は、どの組織でも活躍できると思います。

年齢ではなく「吸収力」で勝負する

 実際、新卒で商社に勤めた後、29歳でクラウドワークスに転職してきた人がいますが、彼は営業の仕事からスタートして、マネージャーや事業部長を任されるほど出世しました。

 スタートアップへの転職というと、「年齢」のことを気にする人が少なくありません。しかし、目的意識と好奇心、そして変化を楽しむ心があれば、年齢はあまり気にしなくていいと思います。

 30代後半や40代で転職し、そのまま役員になった人材もいます。

スタートアップは、キャリアの転機になる

 このような成功例はいくらでもあるので、もっとエキサイティングな環境でチャレンジしたい人は、ぜひスタートアップへの転職を視野に入れてみてください。

 自分で情報収集して、行動に移し、価値を生み出していける人であれば、スタートアップに入ることがキャリアを切り拓くきっかけになり得ます。

自分で選ぶキャリアが「正解」になる

 どういうキャリアであっても、自分で納得して選んだことなら、それが正解です。起業家精神を活かし、自ら主体的に選びとっていきましょう。

※本稿は、『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。