なかなか癖の強いキャラクター
羽多子とくらの発言に大注目!

「結太郎(加瀬亮)さんも夢枕に」

「もし立ったら賛成してくれると思います」

 と口からでまかせを言う羽多子。

「関係ない人はだまっちょき!」と屋村に言い、「どうみても立派な関係者だろ俺は」と憤慨させるくら。

 羽多子とくら、なかなかな強いキャラ。これからの活躍に期待したい。

 屋村はその晩、朝田家に泊まるが、朝になるとこっそりいなくなってしまう。

 のぶと嵩が探すも、みつからない。とうとう、町を出てしまったのだろうか。しょんぼりしているところに――戻ってきた! 

 本気でやるために機材をどこからか調達してきたのだ。

 釜次はさんざん、屋村を認めないと意地を張ってきたが、本格的な窯を作って待っていた。

 今度は、のぶや嵩、蘭子(吉川さくら)とメイコ(永谷咲笑)もパン生地をたたく「ポンコツ」という作業を手伝う。

「このクソ頑固じじい!」と生地を思い切り叩きつける。

 クソ頑固じじいとは明らかに釜次のこと。

 ここで羽多子は、蘭子にまねしなくていいとたしなめる。冗談は言うけれど一応、道理はわかっている母親なのである。なにしろ、「のぶ なんぼ自分が正しい思いたち(思っても) 乱暴はいかん。痛めつけた相手に恨みが残るだけやき 恨みは恨みしか生まんがや」と言った人だから(第4回より)。

 ところで、屋村はのぶを「チビ」、蘭子を「チビ2」、メイコを「チビ3」と呼んでいた。かわいい呼び方である。とくに「チビ3」が「ちびさん」みたいでかわいい。

 なんか今日は「かわいい」の連呼になってしまった。悲しいことが多かったので、こんなふうにほっこりする日に救われる。

 嵩はこの楽しいパン作りの思い出を絵に描いた。屋村がやけにかっこよく描かれていたけれど。

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