「算数の文章題が苦手で困っています」→中学受験のプロが教える「1分でできる解決策」が参考になる!渋田隆之先生 Key Visual by Ayumi Ogawa / Photo by Masato Kato

テストで点数が取れる子と取れない子には2つの大きな違いがある。今回は、1つ目のポイントである「ニガテから逃げていないか?」を解説する。ニガテとミスは「のびしろ」だとプラスに捉えることで、子どもの学習姿勢は変わり、テストの点数を爆発的に伸ばすことができる。中学受験に臨む親子に向けたWEBの特別夏期講習として、2万人以上の受験生親子を合格に導いたプロ講師からのアドバイスをお届けする。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)

※渋田隆之監修『中学入試 ニガテ・ミス 50の処方箋 国語』『同・算数』(文英堂)の一部を抜粋・編集するとともに、書き下ろしを追加しました。

夏休みこそ!
ニガテの分析をしてみよう

「勉強方法がよくわからない……」
「ニガテな単元を何とかしたい……」
「頑張っているんだけど、ついミスをしちゃう……」

 このような悩みは、真剣にやっているからこそ出てくるものです。ニガテというと、マイナスのイメージが強くなってしまいますが、「のびしろが大きい」と捉え直すことで、プラスにチェンジ!(変換)できます。

 ニガテは一つもありませんという受験生は、ほとんどいません。

 ニガテな単元の点数を伸ばすためにまず必要なのは、自分のニガテを正しく知ることです。次の2つのステップで、ニガテについて考えてみましょう。