
言葉は頼もしいパートナー。あなたに力や勇気や幸せを与えてくれます。「大人の言い換え力」に磨きをかけて、日常のピンチを華麗に切り抜けたり、果敢に立ち向かったりしましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
どちら側からでも通れる自動改札。入ろうとしたら出てくる人と、ほぼ同じタイミングで鉢合わせになってしまった。
相手が手で「どうぞ」と合図してくれたので、先に通ることにした。黙ってそのまま立ち去っても問題はない場面かもしれないが、それだと大人として気が引ける。どういう対応を取るのが美しいマナーか?
(A)「どうも」と言いつつ軽く手をあげてすれ違う。目は合わさない
(B)微笑んで顔をみつつ「ありがとうございます」とお礼を伝える
(C)「いや、すみません」と恐縮しつつ頭をかきながらすれ違う
(B)微笑んで顔をみつつ「ありがとうございます」とお礼を伝える
(C)「いや、すみません」と恐縮しつつ頭をかきながらすれ違う
正解は……
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B
△ (A)「どうも」と言いつつ軽く手をあげてすれ違う。目は合わさない
◎ (B)相手の顔を見つつ微笑んで「ありがとうございます」と伝える
× (C)「いや、すみません」と恐縮しつつ頭をかきながらすれ違う
解説
知らん顔で通り過ぎるのはさすがに論外ですけど、軽く会釈すれば十分とも言えます。
しかし、ここは一歩踏み込んで「美しいマナー」を追い求めることで、うれしい気持ちや幸せな気持ちを貪欲に味わいましょう。それもまた、マナーの効能であり得意技です。
こういう場面で、さらっとBの対応ができる人は、ほかの場面でもたくさんの「小さな幸せ」を感じられているに違いありません。相手もあたたかい気持ちになるでしょう。
とはいえ、いきなり高いハードルを飛び越えようとすると、足がからまってしまいます。Bは無理そうでも、せめてAの対応はしたいところ。Cは大人として中途半端だし、相手に「気を遣わせて、かえって悪かったかな」と後悔の念を抱かせてしまいかねません。