私も今はリビングで色んなディスプレイを楽しんでいますが、以前はとても抵抗がありました。おしゃれな部屋にしたいと言いながら、おしゃれな人がしてそうな飾り棚に物を飾るという行為は、私には無理だと思っていたんです。

 なぜなら、自分はそんなおしゃれな人間じゃないというセルフイメージがあったからです。せっかく頑張って物を捨てて、スペースを空けても、そこを空けたままにして何かを飾るのは素敵な人のやること。

「あんたはそんな人ちゃうやん。恥ずかしい。身のほど知らずやで」そんな言葉を自分にかけていたんですね。

 そうして、苦労して空けたスペースには、1カ月後にはもったいなくて何かをまた持ってきてギューギューに詰めていました。

 これじゃあ、パワースポットにならないですよね。

おしゃれに飾ることは
自分には本当に無理?

 あと、こんな話をすると、よく「好きな物を飾ったり置いたりするのは、部屋が片づいてからでないとダメなので、まだまだ私はそんな段階じゃないです」って言われます。

 これも、私はまだまだ素敵な部屋の準備をするのは相応しくない自分なんだというセルフイメージの表れです。自分はまだまだダメな人間なんだと思っていることで、そんな人としての行動を続けていくことになります。

 将来、素敵な部屋に住んでいる素敵な自分になりたかったら、たとえ片づけがまだまだでも今の自分がすでに素敵が相応しい自分だと許可をして、行動していくことが大事なんです。

 あなたもおしゃれな部屋に住んでいいんです。そして、あなたも好きな物を飾っていい。

「私は素敵な部屋に住んでいい人!って許可するぞー」って自分に言ってあげてください。

 言えましたか?

 あなたの制限を外せるのは、あなただけです。何度も言ってあげてくださいね。

 そして、まずは、小物1つでもいいし、お花一輪でもいいです。

 何か自分の好きな物をいつも目につくところに置いてあげてください。

 それが、部屋をただの生活の場所から、あなたを癒すパワースポットに変える第一歩なんです。