(2)新NISAの年間投資枠を使い切る予定がない場合
年間360万円のうち枠が余る範囲で旧NISA口座の投信などを売却し、新NISA口座で同金額分を買い戻しましょう。
たとえば新NISA口座での購入額が年間300万円なら、旧NISAで保有している投信などを60万円分売却し、新NISA口座で60万円分を購入します。このとき売却した投信などと別の金融商品を購入しても構いません。
なぜ、わざわざ往復売買するかというと、旧NISAの非課税期間が過ぎてしまうリスクを回避するためです。

たまに「新NISAの枠に余裕があるけれど、旧NISAはそのまま置いてある」という人がいます。旧NISAの非課税期間内にきちんと売却できればいいのですが、うっかり忘れてしまうと、売却時に課税されてしまいます。新NISAの非課税期間は「生涯」ですから、年間投資枠に余裕があるなら、さっさと旧NISA口座から金融商品を移してしまったほうが安心です。
旧NISAの非課税期間を
改めて確認しよう
Q 旧NISA口座の非課税期間の注意点は?
Ans. 旧NISA口座で保有し続ける場合は、非課税期間内の売却を忘れずに。売却日が「受渡日ベース」で判定される点には特に注意を!
Ans. 旧NISA口座で保有し続ける場合は、非課税期間内の売却を忘れずに。売却日が「受渡日ベース」で判定される点には特に注意を!
改めて旧NISA口座の非課税期間を確認しておきましょう。新NISA口座の年間投資枠(360万円)を使い切る予定があるなど、何らかの理由で旧NISA口座で投信等を保有し続ける場合、旧NISA口座の非課税期間を過ぎると売却益に課税されてしまうので、確認することはとても大事です。