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国内市場の縮小や中国メーカーの安値攻勢により、鉄鋼業界では危機的状況が続いている。苦境を脱するべく、日本製鉄は米USスチールを約2兆円で買収した。だが、日鉄の進撃はこれで終わりそうにない。特集『総予測2026』の本稿では、鉄鋼業界のグローバル勢力図を概観しながら、日鉄の「次の一手」を徹底検証する。(ダイヤモンド編集部 今枝翔太郎)
国内鉄鋼大手は海外の成長市場に進出
日鉄はUSスチール「2兆円買収」に成功
鉄鋼業界には好転の兆しが見えない。国内市場が人口減少などにより伸び悩んでいる上、中国勢が世界各地に安値攻勢をかけ続けているからだ。
そんな中、2025年に国内最大手の日本製鉄は米USスチールを約2兆円で買収した。USスチールの収益貢献は26年度以降に持ち越される見込みだが、本買収による日鉄のプレゼンス向上は確実だ。
だが、日鉄の進撃はまだ終わりそうにない。橋本英二会長兼CEOの悲願である「グローバル粗鋼生産能力1億トン」にはまだ届かないためだ。インドで増強中の製鉄所の生産能力を足しても、まだ足りない計算だ。
では、日鉄の「次の一手」は何か。
次ページでは、鉄鋼業界のグローバル勢力図を概観しながら、日鉄の「次の買収先候補」を徹底検証する。







