イメージ写真就活をめぐる親子のギャップにはどうようなものがあるのだろうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2026」の「就職活動『親子の意識のギャップ』はどうなっているのか?」を4回に分けて転載したものです。

就活の初めの一歩であり、選考そのものでもあるインターンシップ(※)。大事なイベントでありながら、その実態はさまざまで、どう取り組むべきか悩む場面も多い。アンケート企画第3弾はインターンシップをテーマにオールウェイズ代表・就活コーチの廣瀬泰幸氏に話を聞いた。(取材・文/編集部 イラスト/PIXTA

実は本選考より難しかった!?
インターンシップへの参加

 9割近い学生が参加したインターンシップだが、1日のみが一番多く約65%。全体の参加社数は1~3社が約29%に対し、9社以上が約23%と二極化している。

「インターンシップは1日から2週間以上のものまであり、単なる企業説明会から選考につながるものまでさまざま。参加人数が限定される分、本選考よりもエントリーしづらいという厳しさがあります」(オールウェイズ代表、就活コーチの廣瀬泰幸氏・以下同)

数をこなして修正を重ねるために
志望業界は何度も挑戦したい

 アンケートを見ても、10社以上落選した人が約31%と、インターンシップへの参加は簡単なものではないことが分かる。

廣瀬泰幸氏顔写真廣瀬泰幸
ひろせ・やすゆき/オールウェイズ代表・就活コーチ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。リクルート入社。 管理職として10年間勤務しながら、大企業からベンチャー企業まで1000社を超える企業の採用と人材育成を支援。

 しかし、たとえ志望企業ではなくても、同じ業界ならば積極的に参加すべきだと廣瀬氏は言う。

「数をこなすうちにどんどん慣れていきますし、多様なフィードバックを受けていくうちに、自分の魅力や見せ方についても修正していけるようになる」

 アンケート結果を見ても仕事の内容を重視する学生は多い。同じ業界ならば仕事の内容はさほど変わらない。積極的に参加できるよう挑戦を続けていきたいところだ。

※多様なプログラム形態を便宜上インターンシップとまとめて記載しています。