就活が有利に進む!自己分析で絶対押さえておきたい「3つの情報」とは写真はイメージです Photo:PIXTA
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2026」の「誰でも内定をゲットできる「満足度100%」の就活戦略」を転載したものです。 

企業が評価するのは、胸を張ってアピールできる実績を持つ“すごい学生”だけだと勘違いしていないだろうか。「自分には何もない……」という人も諦める必要はない。就活ブログ「就活攻略論」の運営者でL100代表取締役の藤井智也さんに“ありのままの自分”で内定を勝ち取ることができる就活の取り組み方を聞いた。(取材・文/フリーライター 友清 哲)

企業が求めているのは
即戦力ではない

――就活に臨むに当たり、自信を持ってアピールできるような実績がないと悩む人も多いと思います。

藤井 確かに、企業が求めているのはゼミやサークルなどで活躍した“すごい学生”であると思っている人は少なくないかもしれません。381社を対象に「新卒に求める資質」を尋ねた調査データ(※1)によると、1位が主体性、2位がチームワーク・リーダーシップ・協調性、3位が実行力、という結果が出ています。

 この結果を見ると、例えばサークル長やゼミ長として組織を活性化したり、アルバイトリーダーなどで業務改善を提案したりと、積極的でリーダータイプの学生が評価されるのは事実といえます。

 しかし、内定を獲得する学生が皆、強いリーダーシップの持ち主であるかというと、そんなことはありません。企業は「多様性」を求めています。異なる性格や能力、価値観を持った人を組織に入れたいのです。

――実績ではなく、自分の長所や持ち味をアピールすればいいということですね。具体的にどのような戦略を練るべきでしょうか。

※1 採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(日本経済団体連合会)