入室してすぐに
「好印象」になる方法

――順にお聞きします。まず「第一印象が悪い」というのは、身だしなみの問題でしょうか。

藤井 そうですね。清潔感や姿勢などに加え、自分の体型に合うスーツを着ることも大切です。また、入室して最初に面接官と顔を合わせる際に、笑顔を心掛けるだけでも印象は格段に良くなります。

――次に、「せりふのように答える」というのは?

藤井 これは回答を丸暗記している人にありがちです。面接官の立場になってみれば、あらかじめ用意された台本を読むような口調で答えが返ってきたら、その人の本質が見えにくく、印象はよくないですよね。そうならないためには、想定質問に対する答えを丸暗記するのではなく、回答のポイントだけを頭に入れておくこと。そもそも面接官は自然な会話を欲しているのですから、すらすらと流暢に答える必要はないのです。

――続く「自己理解が甘い」「主張に対する理由がない」「結論から話さない」という3点は、前のページにある「自己分析編」「エントリーシート編」の解説を読めば解決できそうですね。

藤井 そうですね。事前に自己理解を深め、選考を通して答えられない質問があれば、都度立ち止まって「なぜなぜ分析」をすることが大切です。

 次の「回答が長い」というのは、会話のキャッチボールができていないということです。さらに「結論ファースト」で話さないことで、なかなか結論に至らず、話が長くなっているケースもあります。

――最後の「体験談が一切ない」というのは?

藤井 全ての回答に体験談が必要なわけではありません。しかしガクチカ、自己PR、志望動機など特に重要な質問には、自分が実際に体験した「エピソード」を用意しておきたいですね。面接官の納得感も上がります。

 最後に、面接前日にぜひやってほしいことが「提出したエントリーシートの深掘り」です。自分が書いたものでも、時間が経って見直すと「なぜ?」というツッコミどころが出てきます。この疑問に答えながら深掘りした内容は、赤ペンなど書き加えておく。そうすることで、格段に回答しやすくなりますよ。

――エントリーシートを見直しておけば、話しに一貫性も出ますね。