――共通するのは「自分と向き合うこと」の大切さですね。就活は正解を探すのではなく、自分を知ることが本質なのだといえます。

就活時の挫折から
どう回復したか?

――就活がうまくいかなくて落ち込んだこともあったと思います。どうやって回復しましたか?

しま 実はそんなに挫折したことはなかったんです。というのも、準備を全力で行うようにしていたからです。

 とことん準備すれば、結果がどうなっても「あれをやっておけばよかった」という後悔がありません。

 万全の準備をしてダメだったときはさすがに落胆したけど、切り替えも早くできました。

中村 私が最も苦しかったのは、自己分析に取り組んでも自分が見つからないという停滞期が続いたときでした。その時は一人で悶々と考えるのではなく、我究館の仲間やコーチに相談していました。

小田切さんプロフィール小田切優斗
おだぎり・ゆうと/我究館就活研究所所長、我究館エグゼクティブコーチ。明治大学文学部卒。2015年に本田技研工業(Honda)へ入社、人事部で新卒採用総括として延べ1500人以上の選考活動を展開。22年から都内中高一貫校にて社会科教員として、教員相互評価No.1を獲得。24年4月より我究館コーチとして精力的に活動を開始。25年に我究館就活研究所所長にも就任し、さまざまな角度から多くの学生と真剣なセッションを展開。

 コーチは「ちゃんと前に進んでいるよ」「1カ月前と比べて、ここまで言語化できているよ」と励ましてくれた。その言葉が、また頑張ろうという気力をくれました。

 その後、面接が始まってからは落ち込みがなかったです。しまさんと同じで、「これだけ自己分析し尽くしたのだから、落ちたら相性が合わなかっただけ」と割り切れたからです。

佐藤 私は親や友人からの支えが大きかったですね。例えば親は、一人暮らしの私に志望企業に関連する新聞記事を切り抜いて送ってくれました。

 親友は毎日チャットで「お前ならできる、頑張れ」というメッセージを送り続けてくれました。家族や友人、コーチ、面接官など、本当にたくさんの人に助けてもらいました。

 そうした周りの人たちの支援と期待が自信につながり、面接で自分を出せたのだと思います。