年々早まる内定時期
3年生の2月までが4割へ
ところで、ステップ6の内定(内々定)が出る時期だが、ダイヤモンド・ヒューマンリソースの26年卒を対象とした調査では、文系では「2月以前」が36.1%と前年から11.4ポイントの大幅増。公式ルールの「6月上旬」は2.7%にとどまり、前年からさらに2.2ポイント減少している。(図表参照)
理系も同様で、最も多いのが「2月以前」(41.2%)で前年から5.6ポイント増加。文系学生は3月下旬、理系学生は3月中旬までに半数以上が内定を獲得している。
これに伴い6月末時点の内定承諾率は全体で82.2%と、前年同様に高水準だ。
ただ、中には複数の企業に内定承諾をしている学生もいるようだ。最終的に入社できるのは1社だけであり、結論を先延ばししても良い結果にはならない。就活は「自分で決める」経験をする機会でもある。
1社に決めたら他社にはすぐ断りの連絡を入れる。まずは電話で伝え、その後メールや手紙で理由を伝えるくらいの丁寧さが欲しい。そういう経験もまた、社会人になったときに生きてくるだろう。










