アクセンチュアが逆転トップ
知識集約型の産業に集中
慶應大の25年のランキングを見ると、1位がアクセンチュア、2位が慶應義塾、3位が三菱UFJ銀行、4位がベイカレント、5位がデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーだった。
全体として、コンサルティング、金融、ITといった知識集約型のサービス産業に就職先が集中しているのが目立つ。アクセンチュアの就職者数は100人を超え、ベイカレント、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、EYストラテジー・アンド・コンサルティングなど主要なコンサルティングファームが続く。
戦略立案やM&A、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援など、企業経営の中枢に関わる仕事に若手のうちから携われる点が、慶應大生の志向とよく合っているのだろう。安定よりも成長機会やスピード感を重視する姿勢が表れている。
金融機関への就職も依然として多い。三菱UFJ銀行を筆頭に、三井住友銀行、みずほ銀行といったメガバンクが上位に並び、信託銀行や証券会社、損害保険会社も一定の人数を集めている。金融業界は、伝統的に慶應大との結びつきが強い分野で、ブランド力や報酬水準、卒業生ネットワークの厚さといった要素が今も学生を引きつけている。
IT・テクノロジー分野では、NTTデータグループや日本アイ・ビー・エムといった大手企業がランクインしている。デジタル化やDXが進む中で、ITサービスや通信分野を志望する学生も着実に増えている。コンサルとITの境界が曖昧になりつつある現在、こうした企業は慶應大生にとって魅力的な選択肢となっている。
2位に慶應義塾が入っている点も興味深い。大学職員や研究・教育関連の道を選ぶ学生が一定数存在しており、民間企業一本ではない多様な進路があることも示している。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。
2025年春の大学別の主な就職先。上位20位以内の企業・団体を掲載。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。大学院修了者を含む(調査/大学通信)









