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売り手市場の今だからこそ、就活に悩みや不安を抱く親子は多い。まずは大学のキャリアセンターに足を運んで「これからやるべきこと」を明確にしたい。キャリアセンターでは何ができるのか、どう活用したらいいのか。2回に分けて石渡嶺司氏に活用法を伝授してもらった。(取材・文/奥田由意)

閲覧できる資料が充実
1、2年から就職の意識付け
近年、民間の「就活サービス」が充実しているが、就活生がまず頼りたいのが大学のキャリアセンターだ。
大学が運営する組織だけに、無料なのはもちろん、100%学生の味方として情報を厳選した上で、信頼できるサービスを提供してくれる。
だが身近な存在過ぎて、案外誤解も多い。そこで大学と就活に詳しいジャーナリストの石渡嶺司氏に、キャリアセンターを正しく活用するためのヒントを聞いた。
キャリアセンターは1年生からいつでも利用できることをご存じだろうか。「早い段階で足を運んで施設を見学し、どのような場所で何ができるのかを把握しておくといい」と石渡氏は助言する。
コロナ禍以降急増したオンライン面接の練習をするために、オンライン面接専用のブース(下のコラム参照)を設けている大学もある。
石渡嶺司いしわたり・れいじ/大学と就活を専門とするジャーナリスト。『ゼロから始める 就活まるごとガイド2027年版』(講談社)など、著書多数、講演やメディア出演を通じて教育分野で幅広く活動中。
また、1、2年生からインターンシップに参加する学生が少なくないことを受け、多くの大学で低学年向けの就活ガイダンスを実施しており、そこで「キャリアセンターの活用方法」を紹介しているケースもある。就活に関する内容をキャリア系の科目に組み込んだり、昼休みなどの空き時間にガイダンスとして実施する大学もある。
キャリアセンターでできるのは、就活相談や面談の練習だけではない。求人票や内定者の体験記、日本経済新聞や『就職四季報』など、資料の閲覧だけでも十分な利用価値がある。
講義に出てきた企業やメディアで目にした知らない企業を調べることで「就職への意識付けにもなる」と石渡氏は言う。








