面接を「評価される場」としてだけでなく、「自分が本当に欲しい環境を確かめる場」として活用したことで、Aさんの迷いは確信へと変わっていきました。
現業の仕事をしながらの転職活動について、Aさんは、次のように話してくれました。「とにかく忙しく、時間の調整が大変でした。面接日程調整や、転職に関するメールに返信が全然返せない時期もあり、スマホを見る暇もないタイミングもありました」
多忙なAさんの転職活動に関するタスク整理を取りこぼさないようにキャリアアドバイザーがフォローしながら、Aさん自身も出勤前後の時間を使って面接やSPIの準備をしたり、土日を使ってキャリアアドバイザーとの電話相談を繰り返したりすることで、転職を決意してから4カ月以内で転職を成功させました。
多くの方は転職のゴールを「内定をもらうこと」を目的にしてしまいがちですが、Aさんは違いました。
Aさんは、選考プロセスを「自己理解のデータ収集」と捉え面接での対話や逆質問を通じて、自分の心がどこで動くのかを冷静に観察したのです。企業との接触を増やしたことで、頭の中の想像ではなく、実体験に基づいた「自分の軸」を確立できたことが成功の鍵でした。
長時間労働の限界からつかんだ
プロとしての再出発
Bさんの転職活動は、非常に緩やかなスタートでした。「いい会社があればいいな」程度の期待感。何より、当時の職場では担当業務を自分と上司の二人だけで行っており、「自分が抜けたら上司が困る」という責任感と罪悪感が、Bさんの足を止めていました。
しかし、状況は一変します。職場での長時間労働が常態化し、周囲に体調不良者が続出。楽しみだった友人との約束も、仕事が終わらずにドタキャンせざるを得ない日々が続きました。
「このままでは、自分が壊れてしまう」。フラストレーションが限界に達したとき、キャリアアドバイザーとの対話の中で、ある言葉が胸に刺さります。
「自分を本当に大切にできるのは、他の誰でもなく自分自身ですよ」
その一言が、Bさんのスイッチを入れました。「期限を決めて、本気で動こう」。自分を救うための転職活動が、ここから本格的に始まったのです。







