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ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#11では、住設・金属製品業界の予測年収を独自に推計し、全19社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
住設・金属製品業界の予測年収ランキング
唯一の1000万円超えは?
LIXILやノーリツといった住宅設備を扱う企業のほか、シャッター国内最大手の三和ホールディングス(HD)、ばね製品大手のニッパツなどが属するのが住設・金属製品業界だ。
平均年収が600万~700万円ほどの企業が多く、給料は「そこそこ」というレベルだが、物価・建材価格の高騰を背景とする製品価格の値上げなどによって、業績は足元で好調となっている企業も多い。
例えば、LIXILの2026年3月期の事業利益は、前期比11.7%増の350億円となる見通しだ。米国の住宅市場に懸念があるものの、国内リフォーム需要などが堅調で、価格改定も増益に寄与する。
また、三和HDも同様に、米国での金利の高止まりによる住宅市場の回復の遅れなどが響くものの、26年3月期は国内での価格転嫁が浸透したことなどで、わずかではあるが増益となる見通し。純利益ベースでは5年連続の最高益となる。
では、そんな住設・金属製品業界の将来の年収はどうなっているだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。
具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。
今回、住宅・金属製品業界の全19社のランキングを作成した。
決して高給企業ばかりの業界ではないが、首位となった企業は年収が増加し1000万円の大台に乗るという予測となった。唯一「1000万円超え」を果たしたその企業はどこか。
LIXIL、リンナイ、ノーリツ、コロナ、三和HD、ニッパツ、横河ブリッジホールディングス(HD)、三協立山、トーカロ、東京製綱、東プレ、ジーテクト……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。







