BYDが軽ハイトワゴンの
ニーズを奪えるか
一方、BYDは7月頃に軽ハイトワゴンEV「RACCO(ラッコ)」を発売予定だ。このラッコは発表当初から、日本の軽自動車の規格のEVとして大注目されている。
BYDが日本で本格的に乗用車を販売開始したのは23年。積極的に販売拠点を全国展開し、新モデルを相次ぎ投入している。現在は「ATTO3」「DOLPHIN」「SEAL」「SEALION7」「SEALION6」の5車種に増えた。
RACCOは、軽市場におけるゲームチェンジャーになり得るのではないか、と前評判は高い。というのも軽ハイトワゴンのホンダ「N-BOX」が国内新車販売において5年連続でトップであり、そこに殴り込みをかける形になるからだ。メディアでは“黒船襲来”ともいわれ、スズキやダイハツを含め軽自動車メーカーにとって脅威になり得る。
だが一方で、BYDの日本戦略にデメリットとなってしまったのが、今般変更されたEV補助金だ。詳しくいうと、4月から「産業政策・社会インフラ一体型補助金」となり、EV普及を見据えて持続可能性と実用性を両立するメーカーを選別する制度に転換した。具体的には、海外メーカーの電池を調達するか、国産電池を調達するかで補助金に差が出た。
BYDが日本の軽自動車の規格で開発した「RACCO」 Photo:SOPA Images/gettyimages







