テスラがミニバン需要を狙って
日本投入するEVの補助金額とは

 テスラジャパンは4月3日、「モデルYL」を日本発売すると発表した。テスラのベストセラーであるミッドサイズSUV「モデルY」の派生車種であり、3列シートの6人乗り。「ミニバンの利便性を超える可能性がある。日本のEV空白地帯となっているファミリー需要を獲得していく」(橋本理智テスラジャパン社長)と意気込む。

 注目は補助金の額だ。4月に制度変更も、「127万円の補助金が継続できた。テスラのこれまでの実績を評価された」(同)という。モデルYLの価格749万円に、国の補助金127万円が適用される。さらに東京都在住なら都からも基本的に40万円(条件により最大80万円)が適用される。

 テスラジャパンは、この新型車発売をきっかけに販売・整備店舗をいっそう拡大させる。これまではオンライン販売が主体だったが、「テスラアドバイザー」を増員して、実店舗における接客・試乗を重視していく。

 テスラ車を4月1日以降に注文し、6月30日までに納車を完了したユーザーに対して、テスラの急速充電ネットワークを利用した充電料金が3年間無料になるキャンペーンも開始。ガソリン車との燃料対比では数十万円相当の燃料の節約効果が見込めるという。

 テスラの日本進出は2010年。この戦略シフトにより「日本でのテスラ車販売の倍増を目指す」(橋本社長)という。25年の1万台超えを、弾みにしようとしている。

テスラは維持、BYDは激減…「新・EV補助金」で明暗分かれた黒船2社、日本攻略の勝ち筋は?テスラのトップのイーロン・マスク氏も「日本での投資を強化していく」方針だという(写真は2016年撮影) Photo:South China Morning Post/gettyimages