Photo by Toshimasa Ota
首都圏における中学受験塾の王者、SAPIX(サピックス)の次を担う中学受験塾はどこなのか。今、難関校志向を売りとする「少数精鋭型」の中学受験塾の人気が高まっている。知られざる少数精鋭塾の神髄を各塾のキーパーソンへの忖度(そんたく)なしのインタビューで明らかにする、連載『ポストSAPIX 中学受験の少数精鋭塾大解剖』#20では、花まるグループ傘下のスクールFCの一部門から産声を上げ、1期生から最難関校合格を総なめして注目された「シグマTECH」の伊藤潤代表と対談。その前・中・後編のうち中編をお届けする。(教育ジャーナリスト おおたとしまさ)
オプションの個別指導は
毎回、「保護者面談」サービス付き
おおたとしまさ 週2回しか通塾せず、19時半には授業が終わる。シグマTECHは授業時間もものすごく短いですよね。
伊藤潤・シグマTECH代表 そこで全員に週1回、オンラインでの個別指導をつけました。個別指導はオプションで追加も可能です。
おおた 昨今の中学受験では、集団で授業を受ける中学受験塾のほかに個別指導塾に通ったり、家庭教師をつけたりというケースが多いと聞きます。でも、シグマTECHならそれも必要ない。
伊藤 3年目からは5年生の個別指導を40分間から1時間に延長。さらに最後の5分間は保護者との1対1の時間にしています。「今日はこんなことができていました」「何か気になることはありますか」といったやりとりを加えました。それを受けて勉強メニューを変えたり、不安を取り除いたりします。
おおた 保護者とのショート面談を毎回入れるようにしたのですね。それはすごい!
伊藤 満足度が大きく上がりました。結果的に子どものためになります。
おおた 親御さんの「ガス抜き」になりますからね。
伊藤 目指しているのは親子そろって心身共に健康な受験です。医学的根拠もそろってきました。特に最近4年間で大きく取り組んだのは、親御さんの心身のケアです。
おおた 塾の役割として、子どもにとって実は、それが一番ありがたい。これを言っちゃあ、おしまいなんですが、各塾さんがこれだけ教材も授業も工夫されているから、その点に関してはどこの塾に行っても大差はないと私の目には映ります。時間があっという間に過ぎてしまう楽しい授業をやってくれる先生がいれば通塾が楽しみになって、それは最高だけれども、学力が上がるかどうかは、最終的には本人がどれだけ家庭学習を頑張るかじゃないですか。教え方がうまい塾に通ったから、それだけで成績が上がるなんてことはまずない。







