2.自分の価値観を冷静に見極める
井上 麻理(いのうえ まり)リクルートエージェント キャリアアドバイザー
ベンチャー系企業での経験を経て、2006年にリクルートに入社。IT業界専門のキャリアアドバイザーとして約20年、主にITエンジニアの転職を支援。ひとりひとりの価値観やキャリアに寄り添った転職支援にこだわりをもつ。
今の会社で働き続けたいかどうかは「仕事内容」「給与」「人間関係や環境風土」などいくつかの要素の掛け合わせで決まります。例えば、このうち1つが欠けていたとしても、あまり重視していない要素であれば案外続けられるものですが、それが自分にとって一番大切なものであれば継続は難しくなります。安定した給与や居心地の良い社風など、自身が当たり前と思っている要素ほど見落としがちになるもの。大切だと重要視しているものは何なのか、自らの価値観を冷静に認識することが大切です。
3.「自分の目指すキャリアや働き方が実現できているかどうか」を大事にする
転職活動において、内定を獲得することや会社を変えることは、ゴールではありません。本当に大切なのは、その先の新しい環境で「自分の目指すキャリアや働き方が実現できているかどうか」です。入社後のミスマッチを防ぐためには、目先の条件やネームバリューだけにとらわれず、ゴールを「入社のその先」に設定しておくことが欠かせません。そのためにも「自分が仕事を通じて実現したいこと」や「譲れない条件」を多角的に見つめ直すことが重要です。
あなたを一番輝かせる場所は
自分で選んでいい
変化し続ける社会において、会社が提示するロードマップが、必ずしもあなたの望む未来と一致するとは限りません。今求められているのは、環境の変化を「自分の市場価値をアップデートする契機」として乗りこなす強さです。
現職にとどまって新しい役割に挑戦することも、Aさんのように自らの専門性を追求して新しい環境へ飛び出すことも、あなたが冷静に考え抜いて選んだ道であれば、それがすべてあなたの「正解」です。
そう考えれば、環境の変化を恐れる必要はありません。自分の心と向き合うその一歩が、あなたの未来をより豊かなものへと変えていくはずです。









