【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ#31Photo:PIXTA

ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の最終回となる#31では、建設・住宅業界の予測年収を独自に推計し、全53社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

建設・住宅業界の
3年後の予測年収ランキング

 ゼネコン大手の業績が絶好調だ。2026年3月期の純利益は、主要4社がいずれも過去最高をたたき出した。鹿島は純利益が前期比41%増となる1773億円、大成建設は同37%増となる1700億円、大林組は同20%増の1738億円だった。

 建設需要が拡大する一方、人手不足で需給が引き締まり、プロジェクトの採算性が増していることなどが要因だ。人手不足は一朝一夕には解決できず、今後も逼迫感が続きそうだ。

 そんな建設・住宅業界の各社の将来の年収はどうなっているだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。

 具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。

 今回は、ゼネコン、土木、プラントや戸建て企業などの建設・住宅業界の53社をランキングにした。

 前述した通り、人手不足が叫ばれて久しい建設業界では、人材確保のための高水準の賃金アップが続いている。例えば、ランキング対象外だが竹中工務店は、26年4月に社員平均で過去最大となる4万6000円超のベースアップを行い、定期昇給を含む10%超の賃上げを実施している。大林組も26年4月に、平均約3万5000円のベアなどを行い、約7.5%の賃上げを行った。

 鹿島、大林組、大成建設、五洋建設、戸田建設、安藤ハザマ、西松建設、東亜建設工業、東急建設、高松コンストラクショングループ、日揮ホールディングス、きんでん、関電工、高砂熱学工業、東洋エンジニアリング、大和ハウス工業、長谷工コーポレーション、タマホーム……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。