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金利上昇で地方銀行の収益環境が好転する一方、再編の舞台では「相手を選べる銀行」と「選択肢を失う銀行」の二極化が鮮明になっている。ダイヤモンド編集部は、最新の2026年3月期決算を基に全95行の実力を点数化し、「地銀再編番付2026」を作成した。長期連載『金融インサイド』内の特集『地銀再編サバイバル 売れ残り回避の最終戦』の#11では、地銀の「稼ぐ力」を示す「ROEランキング」の下位47行を公開する。金利上昇や歴史的株高という空前の追い風を受けながらも、ROE5%に届かない地銀が34行に上る実態が明らかになった。(ダイヤモンド編集部 永吉泰貴)
金利上昇&歴史的株高でも低ROE
空前の好環境で稼げない地銀は?
銀行業界に空前の追い風が吹いている。
金利上昇は貸出金利息を押し上げ、資金利益の拡大につながる。さらに歴史的な株高によって保有株式の含み益も膨らみ、債券の含み損を相殺しやすい環境にある。6月18日には日経平均株価の終値が初めて7万円を突破。低PBR(株価純資産倍率)の代表格だった地方銀行でも、6月12日時点でPBR1倍超が14社に上った。
それでも、低ROE(自己資本利益率)から脱却できない地銀は少なくない。単体の純資産ベースROEが5%を下回った地銀は34行に達した。
ROEは、自己資本を使ってどれだけ効率よく利益を生み出したかを示す指標である。金利上昇と株高という好環境でも低ROEが続く地銀は、構造的に「稼ぐ力」が弱いといえる。
追い風の中でも収益力を高められない地銀ほど、じりじりと体力を削られ、金融庁による再編圧力と淘汰リスクにさらされることになる。
そこでダイヤモンド編集部は、最新の2026年3月期決算を基に、地銀95行の純資産ベースROEを算出し、ワーストランキングを作成した。
最もROEが低かった地銀はどこか。次ページでは、地銀95行のうちROE下位47行のワーストランキングを公開する。







