【食料品81社】最強「オーナー企業」ランキング!老舗が上位にずらり…5位日清食品HD、4位キユーピー、1位には全オーナー企業の“手本”が君臨Photo:Bloomberg/gettyimages

上場企業の約半数をオーナー企業が占める日本。事業拡大や経営効率の向上など、オーナー経営者の悩みは尽きない。そんな中で最強のオーナー企業はどこか。ファミリービジネス白書企画編集委員会の協力を得て、上場オーナー企業「1885社」の「時価総額」および直近本決算の「売上高」「営業利益率」「総資産事業利益率(ROA)」「自己資本比率」「流動比率」を偏差値化してランキングを作成した。特集『オーナー企業「上場1885社」全序列【2026年版】』の#11では、食料品81社のランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部 鈴木文也)

戦前から続く老舗が市場をけん引
食料品オーナー企業81社の最新序列

 サントリーホールディングス(HD)、キユーピー、江崎グリコ。食料品業界は戦前に設立された企業が、今なおトップランナーとして走り続けているのが特徴だ。

 サントリーHDは、創業者の鳥井信治郎氏が1899年に鳥井商店を開業したことから始まり、2014年に新浪剛史氏が5代目社長に就任するまで、社長の椅子は創業家のものであり続けた。25年に新浪氏が会長に就き(のちに辞任)、創業家の鳥井信宏氏が社長に就任。創業家が再び経営のかじ取りを担うことになった。

 同社は中長期的に安定した経営を継続するために非上場を貫いている。資金調達による経営基盤の強化と新規事業への投資を可能にするために、13年に中核会社であるサントリー食品インターナショナル(現サントリービバレッジ&フード)が上場したが、依然として鳥井家がサントリーHDに対して、所有と経営の両面で影響力を堅持する基本路線は変わっていない。

 そんなサントリーHDをはじめ、依然として老舗オーナー企業の存在感が大きい食料品業界。アクティビストら投資家の視線が厳しくなる中でも顧客や投資家、従業員などから支持され、業績を伸ばしている食料品業界における最強のオーナー企業はどこか。

 ダイヤモンド編集部は『ファミリービジネス白書』(白桃書房)を刊行している日本経済大学大学院の後藤俊夫特任教授ら、ファミリービジネス白書企画編集委員会(後藤俊夫、落合康裕、荒尾正和、西村公志)の協力を得て、全上場企業からオーナー企業を抽出。全1885社を対象に、直近決算の「時価総額」「売上高」「売上高営業利益率」「総資産事業利益率(ROA)」、自己資本比率、流動比率の六つの指標で分析し、100点満点で得点を付与し、ランキングを作成した。

 次ページでは、食料品業界のオーナー企業81社のランキングをお届けする。上位には食品メーカーの巨人が続々と入る結果となった。

図表:食料品「オーナー企業」ランキング【上位20社】モザイク