オーナー企業「上場1885社」全序列【2026年版】#23Photo:AFLO

日本の上場企業の約半数、非上場企業においては9割近くが、創業家によって統治されるオーナー企業に分類される。そんな“オーナー企業大国”の日本で、市場評価や収益性、安定性において最強のオーナー企業はどこか。ファミリービジネス白書企画編集委員会の協力を得て、上場オーナー企業「1885社」の「時価総額」および直近本決算の「売上高」「営業利益率」「総資産事業利益率(ROA)」「自己資本比率」「流動比率」を偏差値化してランキングを作成した。特集『オーナー企業「上場1885社」全序列【2026年版】』の#23では、その他製品79社の業種別ランキングをお届けする。(ダイヤモンド編集部副編集長 片田江康男)

希少金属の製造から玩具まで
その他製品のオーナー企業の序列は?

 企業分類で「その他製品」に属する上場オーナー企業には、宝飾品のツツミや、イリジウムやルテニウムなどの金属の精製や加工を手掛けるフルヤ金属、文具の三菱鉛筆やコクヨなど、ニッチな分野ながらシェアが高かったり誰もが知るブランド力を持っていたりする企業が名を連ねる。

 日本を代表する玩具メーカーとして知られるタカラトミーも、その他製品に分類される上場オーナー企業だ。現在の富山彰夫社長は、1924年に同社の前身である富山玩具製作所を創設した富山栄市郎氏のひ孫で、2024年6月に就任した。富山家は資産管理会社と合わせて現在も約10%の株式を保有しており、所有と経営の両面で同社を統治している。

 タカラトミーは「トミカ」や「プラレール」「リカちゃん」など、世代を超えて子どもたちを魅了する定番商品を持つ。それもあって業績は堅調に推移しており、26年3月期には過去最大となる2705億円の連結売上高をたたき出した。

 だが、次ページで公開するランキングでは、トップとなったのはタカラトミーと同じく玩具を手掛ける企業だった。その他製品に分類される79社のオーナー企業のうち、市場評価や収益性、安定性において最強の企業はどこか。

 ダイヤモンド編集部は『ファミリービジネス白書』(白桃書房)を刊行している日本経済大学大学院の後藤俊夫特任教授ら、ファミリービジネス白書企画編集委員会(後藤俊夫、落合康裕、荒尾正和、西村公志)の協力を得て、全上場企業からオーナー企業を抽出。全1885社を対象に、直近決算の「時価総額」「売上高」「売上高営業利益率」「総資産事業利益率(ROA)」、自己資本比率、流動比率の六つの指標で分析し、100点満点で得点を付与し、ランキングを作成した。

 前述のツツミやフルヤ金属、三菱鉛筆、コクヨ、タカラトミーの他、ミズノ、ヨネックス、ピジョンなどの序列はどうなったのか。次ページで一挙に公開する。

図表:その他製品「オーナー企業」ランキング【上位20社】サンプル