「最新版」1億円以上稼ぐ取締役1199人の実名! 上場3890社「年収1億円以上幹部」ランキング#13

実は日本の上場企業には「年収1億円以上」のビジネスパーソンが1199人もいる。果たして、どんな顔触れなのだろうか?報酬が、諸外国に比べて低過ぎるという指摘もあるだけに、年収が高いこと自体は批判されるべきではないだろう。ただ、業績や株式市場からの評価が振るわないにもかかわらず、1億円ももらっているのであれば、従業員や株主は心穏やかではいられないかもしれない。そこで、ダイヤモンド編集部では上場企業3890社を対象に、年収1億円以上の経営陣を調査、業界ごとに実名でのランキングを作成した。特集『「最新版」1億円以上稼ぐ取締役1199人の実名! 上場3890社「年収1億円以上幹部」ランキング』(全24回)の#13では、玩具&ゲーム・その他製品業界の報酬ランキングを掲載する。(ダイヤモンド編集部副編集長 千本木啓文)

玩具&ゲーム・その他製品業界は年収1億円以上が34人!
キャラクターIPビジネスが好調

 世界的に人気を博している日本のキャラクターは、玩具やゲームなどのメーカーに大きな商機をもたらしている。

 そんな、玩具&ゲーム、その他製品業界で「年収1億円以上」の経営幹部は、どれほどいて、どんな顔触れなのだろうか?

 ダイヤモンド編集部では、経営トップの会長、社長のみならず役員を対象に、年収1億円以上の高額な報酬を受け取っている人物を業界別に集計した。1社から複数人が記載される場合もある。玩具&ゲームのメーカーに加えて、証券取引所の業種分類「その他製品」に含まれる印刷、スポーツ用品、文房具を手掛ける企業も対象とした。また、本特集では高収入を単純に批判する狙いはない。ランキングには、年収額と併せて、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、時価総額も掲載しているので、それらに「見合う年収」を得ているかの参考にしてほしい。

 では、玩具&ゲーム・その他製品業界で「年収1億円以上」の経営幹部は、どれほどいて、どんな顔触れなのだろうか?集計の結果、同業界で「年収1億円以上」は34人いることが判明した。全業界の平均が38.7人だから、平均に近い人数といえる。トップは、なんと3.73億円ももらっていた。

 バンダイナムコホールディングス(HD)、任天堂、タカラトミー、大日本印刷、TOPPAN HD、アシックス、ピジョン、コクヨといった企業の幹部たちは、幾らもらっているのだろうか。全業界の上場企業の平均と比較して水準は高いのだろうか。次ページで実名と共に一挙に見ていこう。