「職場のお荷物人材」は
会議で口にする「ひとこと」は?
結論から言うと、そうした人材は「できない理由しか言わない」「ダメ出しはするが代替案を出さない」「他人には厳しいのに自分の仕事は詰めが甘い」の3つの振る舞いを、必ずと言っていいほどセットで見せる。順番に見ていこう。
1つ目の特徴は、新しい提案やアイデアに対して、まず「できない理由」を並べ立てることだ。会議で誰かが「こういうことをやってみてはどうか」と提案したとする。すると、このタイプの人はすかさずこう言う。
「それ、昔やったんですけどダメだったんですよね」
「うちのルール上、それはできないんですよ」
「他部署の承認が必要になるので、現実的じゃないと思います」
一つひとつの発言は、もっともらしく聞こえるかもしれない。過去の失敗事例を知っていることも、ルールに詳しいことも、それ自体は決して悪いことではない。
しかし、問題はその先だ。彼らは「できない理由」を挙げるだけで、「では、どうすればできるか」については一切考えようとしない。話がそこで止まってしまうのだ。
新しい提案は、多くの場合、まだ荒削りだったりこれまでの慣習を否定するものだったりする。実行するには、既存のルールを見直したり、他部署と調整したり、過去にダメだった条件との違いを整理したりする必要がある。それを一緒に考えるのが、本来の会議の役割だ。
しかし、お荷物人材は、この「一緒に考える」というプロセスに参加しない。彼らの発言は、常に「無理です」で終わる。結果、会議のたびに提案は潰れ、チームは何も動かない。新しい挑戦もできず、組織は徐々に停滞していく。
彼ら一人ひとりの発言は正論に聞こえるだけに、なおのこと影響は大きい。思考停止した「できない理由」の羅列は、実は組織にとって最も重い足かせなのだ。







