創続総合研究所
会社にお金を残す節税対策
【第2回】 2007年10月11日
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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

積極的な「節税」は経営を強くする

税金は費用と同じ、減らすもの

 税金を減らすために努力するっていうのは、広い意味で会社を運営するための費用を減らすことと同じなんです。

 費用といってしまうと、製造業だったら製造原価のことがすぐ頭に浮かびますよね。

 流通業だったら仕入れ原価や、人件費をはじめとして販売管理費なんかが真っ先に浮かんでくる。

 もちろん、それらは会計上の費用として大きいですから、どうやって少なくするかが重要なことには違いありません。

 そういった費用を減らすために、ものすごい努力をしている経営者はたくさんいますよね。大企業の場合は、特に削減効果が大きいですから、費用を減らすことにかけて名人といわれる人は、一躍注目されます。

 ニッサンのゴーン社長は、そのなかでも有名人ですよね。

 このコストカッターのゴーンさんが、銀座の本社を横浜に移す決断をしました。

 これは税制上の優遇措置が与えられるから、というので決断した面があったようです。

 ゴーンさんは会計上のいわゆる費用だけではなくて、ちゃんと税金にも目を向けているんですね。

 大企業であっても、中小企業であっても、やはり税金を費用としてとらえる必要があるのは同じです。

 大企業の場合は、節税効果による現金の増加という面に対して、あまりマスコミなどで注意を払った報道はしていません。でも現金の大切さがわかっている優秀な経営者の人はみな、ちゃんと税金にも注意を払っているのです。

 中小企業を経営する社長さんにとっては、実はゴーンさん以上に税金に目覚めないといけないんですよね。会社にお金を残すには、費用を削るのと同じように、税金を削ることにも真剣に取り組まないといけない。

 まずはそのことを、ちゃんと覚えておいてほしいと思います。

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高橋敏則 [公認会計士、税理士]

1956年、千葉県生まれ。中央大学商学部卒業。79年、公認会計士二次試験合格後、外資系会計事務所、監査法人を経て独立し、高橋会計事務所を開設、現在に至る。中小企業の経理・財務・税務の指導を行うほか、相続税コンサルティングに従事。各種セミナーの講師としても活躍中。

 


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