⑤については、ベースとなる面での心配がある。血行を促進させるためには炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素がバランスよくとれていることが基本。肩こりや頭痛などの不快な症状は、あなたのパフォーマンスの邪魔をする。少しでも時間を作って食事をとることが、結果的に仕事の効率を上げることを実感してもらえるとうれしい。

 ⑥に関しては、タンパク質が不足して筋肉量が減ると基礎代謝が落ちて体が温まりにくくなること、赤身に多く含まれる鉄分が不足すると全身の酸素の運搬がうまくいかず、栄養が燃焼されにくくなる、というデメリットがある。酸素が全身に運搬されなくなるということは、仕事中の脳の血流もおろそかになってしまうということ。昼には赤身のお肉を、夜には赤身のお魚を、という意識を持つと良いだろう。

 ⑧に関しては、塩分の取りすぎは、体液の濃度を上げることになり、これもまた血行不良の原因となる。上記のように香味野菜を使って、風味を上げることで減塩をするのも一手だが、主食をパンや麺類からお米にかえるのも有効だ。パンや麺類と違ってそれ自体に塩が含まれることがなく(酢飯などは除く)、毎日積み重ねればその差は大きい。

 また、健康志向上級者が今一度チェックしてほしいのは、日々使っている調味料。味噌、しょうゆなど発酵しているものは体を温めるといわれている。洋風のドレッシングばかりでなく、みそやしょうゆを使った和風ドレッシングを用いるのもおすすめだ。そのときに、玉ねぎのすりおろしを加えたりと香味野菜をうまく組み合わせると、冷え症改善はもちろんのこと、味が濃厚になってサラダでも満足感が出るので、ダイエットの面でも良いだろう。

冷え性は体のSOS
改善しないなら生活習慣の見直しを

 最後に、今すぐ意識できる日頃の飲み物について。飲み物だけで冷え症が改善できるとは言い難いが、より冷やさないようにする心がけは必要だ。南国のものは体を冷やす性質がある…だなんて言われるが、そうなると、仕事の相棒、コーヒーも…という話になってしまう。でも、そういう場合も、飲む時間帯に気をつける、という手がある。体温が下がる夕方以降よりも、活動量が多く、体温が上がりやすい日中にとろう、と考えればいいわけだ。