ソチ五輪の演技で日本中を感動させたフィギュアスケート・浅田真央選手。五輪を「集大成」と発言していたため、今季以降の活動に注目が集まっている。ヤフーが行った意識調査「浅田真央に来季も現役を続けてほしい?」に投票した人が11万人を超えていることからも、その注目度が分かる。浅田選手の今後について、世論はどう考えている?

「続けて欲しい」が半数超も
「本人の意思尊重を」の声

 五輪後の記者会見では「今のところ(引退の確率は)ハーフ、ハーフ(五分五分)」と答えた浅田選手。ヤフーの意識調査「浅田真央に来季も現役を続けてほしい?」は2月25日からスタートし、3月3日20時時点で11万8260人(男性69.3%、女性30.7%)が投票。調査は7日まで続く予定。

 選択肢は「続けてほしい」「続けてほしくない」「どちらともいえない」の3つだが、「続けてほしい」と回答した人が最も多く53.0%、「続けてほしくない」が21.6%、「どちらともいえない」が25.4%だった。

 寄せられていたコメントを見てみよう。ヤフーの意識調査はFacebookのアカウントでコメントを行うことができ、コメントに共感した人が「いいね」をつけることができる。最も「いいね」を集めていたのは次のコメントだ。

「浅田真央さんには続けて欲しいとも思いますが、一番善いのは本人の意思が尊重されるべきでしょう」(原文ママ)

 2005年の世界ジュニア選手権で初出場・初優勝。しかし翌年のトリノ五輪(2006年)は年齢制限のため出場できなかった。このように当時から長年にわたり、浅田選手は世界のトップを走り続けている。浅田選手の活躍をこれからも見たい気持ちはあっても、優れた選手がどれほど努力を続けたかがわかっているからこそ、「本人の意思を尊重すべき」「周囲が口を出すべきではない」と思う人が多いのだろう。

 スポーツ報知の記事「恩師ら『真央ちゃんやめないで』中京大教授『成長これから』」では、浅田選手と直接関係のある人の話が取材されているが、ここでももちろん、「全員が口をそろえて強調するのは『あくまで自分たちの希望で、本人に重圧はかけたくない』ということ」と記されている。